大阪 露天神社の縁結びの効果・悲恋じゃないの?

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大阪府

大阪で縁結びで有名な神社といえば露天神社です。しかし「カップルで来ると別れるジンクスがある。」とも言われてるので調べました。


 

露天神社のご利益

医学、薬学、病気平癒、商売繁盛、縁結び、学問と様々ですが、縁結び・学力向上のお願いをする女性や学生の参詣人が多いです。

 

理由は
縁結びの神
己貴大神(おおなむちのおおかみ)が祀られている。

勉学・学問の神
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)が祀られている。

また「撫で牛さん」という神牛舎がありますが、もともとは神の牛の座像の置物を撫でて自分の病気を治す信仰習俗です。

 

神牛が身代わりになって病気平癒を願うのですが、頭を撫でることで学力の向上を願うわけです。

 

別れるジンクスの由来は?

そのむかし、露天神社で実際にあった恋がらみの事件。お初と徳兵衛の物語縁結びの由来のようです。でも、お初と徳兵衛の物語は悲しい結末なのです・・・・・

 

曽根崎心中のあらすじ

近松門左衛門作・江戸時代における現代劇浄瑠璃

【あらすじ】
醤油屋の徳兵衛と遊女のお初は相思相愛の仲だった。

 

西国三十三所巡礼をしていたお初は、最後の観音巡礼の地「生玉の社」で、徳兵衛と偶然再会する。

 

巡礼中に全然連絡がなかったことに腹を立てるお初だったが、徳兵衛は会えない間に大変なことが起きたと話す

 

叔父の家で丁稚奉公をしていた徳兵衛。その働きぶりに店主の姪と結婚させようと話しが進み、いつの間にか結納まで済まされていた。

それを断固として断る徳兵衛に叔父は怒り勘当を言い渡した。

 

さらに準備にかかった服代を返せと言われて困る徳兵衛。なんとか結納金を取り戻しその金で返そうと思った矢先友人・九平次が金に困っていたので3日限りの約束でその金を貸す。

 

3日後、返済を迫る徳兵衛に「借金など知らん」と裏切りにあい、公衆の前で殴られ詐欺師扱いされ面目を潰される。

 

身の潔白を証明して、名誉を回復するには死という選択しかないと、お初に話す。そして真夜中、二人は覚悟を決め露天の森へ向かい心中してしまう・・・

 

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悲しい物語だからこその縁結び

この話は結局結ばれるどころか、心中してしまうので、徳兵衛とお初に嫉妬されて縁を切られてしまうのでは?という考え方もあるでしょう。

 

ジンクスというのは良い悪いどちらにせよ、縁起をかつぐ対象となるもの。という意味ですので、よい縁起を担ぎたいなら止めておけばよいと思います。

 

徳兵衛は、自分の身を潔白を証明・回復するために、死しかない。というのは、この時代の価値観とも読んだことがあります。

 

しかしそのまま、お初を置き去りにはできない。名誉を回復するためと愛する人と一緒になるため、あの世で結ばれる。2人はそういう選択肢だったのかともうかがえます。

 

そんな物語が背景にあるからこそ片思い、難しい恋愛のお願いには露天神社で祈願するのも、良いかも知れませんね。


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