もともとは戦国の武将が多く訪れる、心願成就や勝負のご利益があった箱根神社。現在は一大パワースポットとして、そして恋愛成就や安産のご利益が集まるようになりました。そのルーツを探ってみました。
箱根神社・九頭龍神社がパワースポットである由来
1250年の歴史を超える箱根神社は戦国時代は心願成就や勝負の祈願のために武将が足を運びました。その後は安産祈願、家内安全の願いを込め信仰が集まりました。その歴史がいつしか一大パワースポットとして称されるようになったようです。
その昔芦ノ湖には龍が住んでいて、周辺に住む人々を苦しめていました。箱根神社の神様は龍を懲らしめ、以来龍は龍神となり、九頭龍として芦ノ湖の守護神となったのです。
箱根神社には様々な神が祀られ、多くのご利益が集まり、九頭龍が龍神水という霊水で浄化を促していく・・・そのような場所だからこそパワースポットとして形成されてきたように感じます。
箱根神社のパワースポットは、龍道、石段の参道、拝殿前、背後の森、龍神水、安産杉、九頭龍神社本宮、箱根元宮など、数多くのパワースポット地点が存在しています。
箱根神社・九頭龍神社のご利益
箱根神社と九頭龍神社には数多くのご利益がありますが、特に縁結びと安産の由来を調べてみました。
源頼朝が石橋山の戦いで敗れた時、箱根神社の宮司が助けたという記事があります。それ以降、箱根神社は武家の崇拝を受けるようになったのですが、その頼朝と北条政子が夫婦になる前には多くの危険が迫っていました。
2人は伊豆各地の神社を参詣し、箱根神社では政子が安産を祈願して頼朝の無事を祈ったとも言われています。
夫婦になってからも度々訪れていたところが箱根神社です。
安産祈願は安産杉
北条政子が安産を祈願したのも安産杉です。根っこが二股に分かれた大杉で、その姿から健全な母胎のように見たて、子孫繁栄や安産を祈願するようになになったと言われています。
度々ご利益が変わってきていると感じられますが、もともとの箱根神社のご利益は心願成就です。それぞれの時代を生きる人々の、願いの変化によりその時代に注目されるご利益があるようですね。
箱根神社・九頭龍神社の違い・縁結びのお守りはどこで授与される?
箱根神社と九頭龍神社は一緒の神社ではありません。違いが分かりにくく混同されやすいので、簡単に説明します。
箱根神社には、神社と元宮があり、九頭龍神社には本宮と新宮があります。私達が箱根神社と思って参拝するのは、箱根神社及び九頭龍神社の新宮なんですね。
何故分かれているのか?九頭龍神社の本宮は芦ノ湖湖岸にあって徒歩か船でしか渡ることができない。箱根神社の本宮は駒ヶ岳の山頂にあります。新宮を建立して参拝をしやすくしました。
縁結びの神様として有名なのは九頭龍神社です。箱根神社を建立した万巻上人が、人々を苦しめていた芦ノ湖に住む九頭の龍を、教えを説いて打ち勝ち、祀ったのがはじまりとされています。
神職が常駐されていのは箱根神社。つまり九頭龍神社・新宮の方です。お守りやご祈祷は九頭龍神社・新宮の方で授与されています。
※ちなみに縁結びの反対に縁切りを望む人もいますが、縁が切れる。別れる。というのは、良い縁を結ぶために悪い縁を切る。という考え方です。箱根にいってカップルが別れたとしてもジンクスではなく、良い縁を結ぶための準備なんだ。と考えたいですね。
箱根神社・九頭龍神社の駐車場・トイレ
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1交通アクセスと箱根神社最新情報 公衆トイレは神社通りの第二鳥居直ぐ横です。
境内駐車場の入り口は一号線から神社通りを進むと右手に入り口が見えてきます。看板もありますが、ちょっとぼーっとしてると通り過ぎるかも知れません。詳細のリンクを貼っておきます↓
箱根神社・九頭龍神社周辺マップ
箱根神社通り周辺のマップです。昔風ですが神社どおりの情報がひと目でわかるようになっています。箱根にお寄りの際にはご活用して下さい^^
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