奈良の大和西大寺駅から近い平城京跡に訪れました。とにかく敷地が広く見どころが沢山あります。1日で巡ろうとすると大変かも。
ボランティアガイドさんと話して、体験したことを中心に紹介します。
ボランティアガイドのイメージ
私は基本自分1人で気が済むまでじっくり見たいので、博物館などではガイドさんは頼みません。何か「お喋りなおじさん」というイメージがあって敬遠していました。
この記事を書く前に、他の方のブログや感想を見ました。
平城京跡ガイドに閉口した感想を読みましたが、よくわかります^^;
でも今回、その考え方を改めました。
博物館巡りは何が楽しい?妄想です
私は博物館を見学すると結構時間がかかります。
説明文を読み込み、気になる展示物にはたっぷり時間をかけ、この時代のそれぞれの身分の人の生活の様子を想像しながら、その中の登場人物となり妄想を楽しみますw
ニヤついているので傍から見れば・・・
今回、平城京跡に割ける時間は5時間ほど。
「間に合うかな?」
と時間をかけたい場所をピックアップして、大体の計算をして回っていました。
平城京跡の施設にはどこにもボランティアガイドがいて、「隙あらば説明するよ」というオーラを出しています。
こちらも負けじと「ガイドはいらないよ」オーラを出して、1人で鑑賞の時間を満喫していました。
平城京跡・遺構展示館のボランティアガイドさん
遺構展示館は
発掘調査で検出された遺構そのものを、覆屋(おおいや)と呼ばれる保護施設の中で保存・展示しています。
入口の自動ドアを開けると、さっそく受付&ガイドが2人いました。
身を引き締めます^^;
私の必殺「ガイドいらないよ」オーラを出しながら、展示前の説明文を読んで、展示に移ろうと油断したとき!
すっーとガイドのおじさんが話しかけてきました。
「こちらは初めてですか?」
無視するわけにもいかず
「はい。」
「どちらからお越しですか?」
「あ、埼玉からです」
といった流れから私のオーラをかい潜り、学校の先生みたいな引率者のごとく、ごく自然に展示物に話しながら連れて行かれました。
(あー捕まっちゃった。長話だろうな)
と思いつつ、話を聞いていると
興味を持たせる話し方で聞いていて楽しいのです。
先程まで巡っていた他の建造物や展示の詳細も話しながら、展示されている説明文には記載されていない、面白い話をしてくれました。
(これ、ガイドさんと話さなかったらわからなかったことだな)
と感心しつつも、気がつくと結構時間が推してしまったので、この後の行く施設の豆情報も聞いて、遺構展示館を後にしました。
平城京いざない館のボランティアガイドさんのお誘い
いざない館とは
平城宮跡全体の歴史や概要を知ることができる施設です。
平城京跡の複数の施設がありますが、時間がない人はこの平城京いざない館で大体知ることができます。
ここでも各フロアにボランティアガイドさんがいますね。
遺構展示館でガイドさんの良さを理解した私。自分の知識欲を満たしてくれるガイドを見極めるべく、皆さんの立ち回りを観察しましたw
今回の企画展示室では、飛鳥時代の壁画キトラ古墳の展示が面白く、「もっと詳細が知りたいな」と思ったのです。
女性のガイドさんが私のWelcomeオーラを感じたようです。
最初は鑑賞を邪魔しないように、遠巻きに私に視線を送っていましたが、だんだん距離を詰めて話しかけてきました。
このガイドさんもフレンドリーで、色々質問して知識欲を満たせて充実した時間でした。
彼女は明日香村の出身で、
「ぜひ明日香村へ!」と熱烈にお誘いしてくれました。
私は人見知りですが、何かに夢中になっている人には興味が注がれて話しかけたくなります。
ガイドさんを使いこなす
こんな言い方をすると失礼ですが、必要に応じてガイドさんを利用したらいいと思います。
私のように「ガイドいらない。絶対」を通すと、ネットや説明文だけでは知り得ないネタを逃します。過去に巡った様々な施設のガイドさん達を嫌がり、避けて通ってきたことを後悔するかも知れません。
とは言え、ゆっくり展示を見たいのに横でずーっと話しかけれてもたまりません。
ボランティアガイドさんは基本、人と話したい・自分の好きな知識を披露したい人種なのでついつい暴走しますw
だから意思表示をはっきりしましょう。
「この展示はじっくり見たいので、後で教えて下さい😊」と。
そして
(このガイドは合わないな・・・・)
と感じたら、
「気になることがあったら聞くので!」と笑顔で断りましょう!(言いづらい)
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