水戸八幡宮のご利益・安産や子授けの由来

茨城で安産祈願や子授けのご利益を頂きたい人が集まってくる、水戸八幡宮。その御利益の由来を調べてみました。
水戸八幡宮の由来
水戸八幡宮の由緒要略を調べてまとめました。
水戸八幡宮は1592年、佐竹義宣公によって創建されました。
崇敬していた常陸太田鎮座の馬場八幡宮より、八幡大神を水戸城内に祀りました。のちに現在の茨城県水戸市北見町を聖域と定め、1598年に御本殿を建立し、水府総鎮守の社と定めました。
1602年…佐竹氏が秋田へ移封され水戸は徳川家の所領となります。
その後寺社政策で場所を移り変わりますが、再び水戸へ遷座され、現在の白幡山神域に祀られました。水戸に再遷座される際、白鶴一羽が舞い降りて神域を卜定(吉凶をうらない定める)したと伝えられています。
以来、水戸藩主代々の崇敬社で農・工・商の神、また厄除・子育て・戌亥年生まれの守護神として信仰されています。
ちなみに馬場八幡宮は、京都・石清水八幡宮の神霊を当地に分祀したことが馬場八幡宮の起源です。
さらに、石清水八幡宮は日本三大八幡宮の一つで、厄除信仰の歴史が古く、厄除開運、必勝祈願が有名。八幡大神様の神徳は、広大無辺( 果てしなく広く大きいさま。 また、限りなく広々としているさま。)と言われています。
つまり様々なご利益をお願いできるということですね。
水戸八幡宮のご利益
水戸八幡宮の御祭神は
・誉田別尊(ほんだわけのみこと)
・息長足日売尊(おきながたらしひめのみこと)
・姫大神(ひめのおおかみ)
です。
水戸八幡宮で紹介されているのは
主に子育て・諸難よけ守護、火から守る・・・
があります。しかし先程の八幡大神のご神徳を考えると、すべてのご利益を願うことができます。しかし、安産祈願子授けを願う人が多いのは、広まった理由がどこかにあるはずです。
調べてみると、安産祈願や子授けのご利益には、息長足日売尊が関係していると思います。
息長足日売尊は神功皇后(じんぐうこうごう)
息長足日売尊は、神功皇后(ジングウコウゴウ)と言いまして、実際に存在した説と存在しなかった説があり、さらに伝わっている話しは多少違いがありますが、次のような話しがあります。
神のお告げで「新羅の国は、そなたの胎内にいる御子が治むべき国だ」という言葉を受け、三韓(朝鮮半島)に出陣して征服。
この時神功皇后は妊娠していたが三個の石を腰に巻きつけ、腰を冷やして出産を遅らせました。
妊娠から出産まで15ヶ月目に、筑紫に帰ってから、福岡県宇美町で応神天皇を産んだそうです。
この三個の石は鎮懐石として
・壱岐の本宮八幡神社
・京都の月読神社、
・福岡県の鎮懐石八幡宮
に奉納されています。
さらに出産後も、反乱を治め、国政を69年間とって100歳まで生きたというから凄まじいですね^^;この話が由来ではありませんが、そうした流れを組んでいるかも知れません。
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