浅草寺のすぐ隣にある浅草神社。お寺の隣に同じ漢字の神社が!?関係が気になりますよね。浅草神社のご利益と共に調べました。また、縁結びスポットについても紹介します。
浅草神社の特徴
御祭神は
・檜前浜成(ひのまえのはまなり)
・檜前竹成(ひのまえのたけなり)
・土師真中知(はじのまつち)
三社権現(さんじゃ ごんげん)三社様(さんじゃ さま)と言われています。
五月の第三金・土・日曜日に行われる三社祭が有名です。三日間の祭の人出は180万人を超えます。三社祭は神輿渡御をメインとして、浅草の街がお祭り一色に。
この神輿には神様がお乗りになられ、神輿を揺さぶる「魂振り」を行います。魂振りは神様の霊威を高め、豊作豊漁や疫病の退散がなるとして信仰されてきました。
ちょっと気になる浅草神社と浅草寺の関係
浅草神社と浅草寺の違いって何でしょうか?浅草寺と浅草神社の関係は創建の時に深く関わっています。
隅田川で仏像がみつかり、その仏像を御本尊・秘仏として浅草寺が創立されました。また、その仏像を見つけた兄弟二人と仏像が「聖観音世音菩薩」ということを見抜いた人が御祭神として浅草神社に祀られています。
浅草寺は聖観音世音菩薩が、浅草神社はそれに関わる三人が神として祀られていることになります。
聖観音世音菩薩のご利益と夢告
先程浅草寺と浅草神社の関係について三人の男が関わっていると紹介しましたが、もうちょっとだけ紹介します。
推古天皇36年(西暦628年)、檜前浜成・竹成の兄弟漁師が、隅田川で投網をしていたときに魚は獲れず人型の像が網にかかりました。
不思議に思い、地元の文化人である土師真中知に見てもらったところ、聖観音世音菩薩の尊像とその功徳とはたらきについて説明されました。
聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)とは?
聖観音菩薩は阿弥陀如来が変化した姿と言われています。
悟りを開いた阿弥陀如来があえて悟りを開く前の姿になって、人間に近い菩薩という存在になり個人を救済する意味があるそうです。
2人が祈念すると大漁となり土師真中知は僧となって観音像を祀ったのが浅草寺の起源とされています。
また土師真中知の嫡子が観音様の夢告をうけ、3人を三社権現として祀ったのが起源とされています。
※権現(日本の神々を仏教の仏が仮の姿で現れたもの)
三社祭りに出かける際、ちょっと由来を知っておくと楽しみの幅も拡がると思いますよ^^
縁結びスポット・夫婦狛犬と溢れるおみくじw
浅草神社には縁結びスポット的な夫婦狛犬が祀られています。いつ出来たのかは不明ですが神使として聖域を守る役割を持つのが「狛犬」です。2対というのは珍しく、互いに寄り添う姿に
良縁
恋愛成就
夫婦和合
の願いを込めて祀らていますよ。
また浅草神社はバラエティにとんだおみくじの種類があります。縁結びを願うなら夫婦狛犬みくじ200縁を引いてみてはいかがでしょうか^^
浅草神社のご利益と気になるカード御守
さて浅草神社のご利益についてです。
神社で祈祷されているのは
家内安全、交通安全、商売繁盛、社内安全、社運隆昌、
工事安全、必勝祈願、無病息災、病気平癒、安産祈願、
身体健全、合格祈願、心願成就と様々ですが
神社の起源や祈祷を考えるとご利益は
心願成就(仏を信じて祈れば願いは叶う)という感じがしますね。
個人的に気になるのはカード御守ですね。
浅草神社の神様の御神霊が移されたカード型の御守です。常に身近に持つことによって神様の守護を頂くそうです。どんなご守護かは記載されていないのですが上記の祈祷とつながると思います。
このカード御守、ポイントカードとしても使えてたまったポイントは自分で使えるんですが、ポイントが失効すると神社の維持、運営のために役立てられるんです。ポイントがお賽銭のようなものですね。
聖観音世音菩薩に願いを込めて・・・願いを叶えた人が祀られている浅草神社、ぜひ浅草寺とともに足を運びたい場所です。
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